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「家族終了」を読破。 [ブログ]

こんにちは。
最近は梅雨で体が重く感じたり、
手首が痛くて腕時計も外したりしますが、
ひとまず足がなんとか元気で助かります。

家ネコ時間、久々に本を読んでました。
酒井順子さんの「家族終了」。

「負け犬の遠吠え」で
独身女性の飾らない心の声に共感。
いや、勢い負けも少し(笑)

その後、ご両親とお兄様を見送り、
血の繋がりがなくなった酒井さんの言葉を
綴ったエッセイです。

私も今のところそうなる宿命にあり、
どんな心境になるんだろうと気になりました。

酒井さんならではの切り口で、
いやいや、それは突っ込みすぎ?
いや、それは考えすぎ?
…とか、共感の域を超えたところもありましたが、
あるあるなところは確かにありました。

んー、確かに自分に都合よく理屈をつけて
逃げてるよなー、私(笑)

でも、一番共感したのは、
人は形に縛られているということ。
妻を演じ、嫁を演じ、母を演じ、姑を演じ…
そうあらねばらならい「あるべき姿」に縛られてきた。
そうあることで社会のバランスをとり、
安心安全を守り続けていたんだと思う。

私は「独身」とか「病人」「障害者」とか
あまりあるべきでない少数派にいて、
それ故に痛い思いもしてきた。

けれど、家庭内不和で別居状態の夫婦もあれば、
互いの居心地の良さで仲良く暮らしている
LGBT等同性愛者同士や事実婚もある。

さらに「独身=孤独死」と悲観的な見方をされるものの…
ひとりなら自由に自分のペースで食事もでき、
家の中を這って移動しても自由。
誰にも迷惑はかからない。

けれど、家族がいたら這って移動なんて容認されない。
不本意に入院、施設に入らざるを得なくなることも。
それ、あるよなーって思った。

確かに1人になったら寂しいのかもしれない。
病気になったら心細いかもしれない。
けれど、事前に人が活動しているところに
居場所を作っておけば緩和されるかもしれない。
友達や共感が持てる仲間がいれば寂しくないし、
安否確認くらいは取れるかもしれない。

何が幸せにつながるかわからない。
その人ひとりひとりの考え方、環境で、
幸せの価値が違う。
「あるべき姿」固定観念を取り払えば、
家族でも、ひとりでも、幸せに生きていける。

そんな考え方を教えてくれた本でした。

図書館から借りたり買ったりして手元にあると、
途中で安心してしまうタイプ。
まともに読みきれずに中断してしまうこともしばしば。

借りた本読みきって返しに行き、
気づけばまた本を借りてきていました。
やりたいこともいろいろある中、
あー、またちゃんと読みきれるのか?
心配です(笑)
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