震災から1年10ヶ月（2013年1月11日編）。

あの日から1年と10ヶ月･･････
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、
息の長いご支援に心から「ありがとうございます」･･･感謝の気持ちです。

私の両親は、11日だということを忘れていました。
いいことだと思っています。

「忘れてる」というよりは「忘れたい」というのが多分正しい。
10日にも震度4の地震（こちらは3）がきているし、
ローカルニュースで除染、賠償、避難生活、風評の話題を聞かない日はない。
1年10ヶ月経った今もこんな風景を時々見かけると･･････



手抜き除染にはあきれるし、政府の復興支援策も「現場を分かってない」とため息。
目の前の復旧復興に必死な被災地とは裏腹に、
10年後の五輪招致に盛り上がる地方との温度差･･････

やるなとは言わない。。。盛り上がることも景気対策には必要な要素でしょう。
でも、「巻き込まないで」ほしい。
招致できなくても丸投げできる･･････復興はそんな軽いものじゃないから。

少なくとも福島に10年後の復興はおそらく･･････ない。

毎日天気予報と一緒に発表になる地域別の放射線量を見ながら、
「これ、いつまで続くんだろうね？」と、母がつぶやく。
表面的には普通に笑顔で暮らしていても、
振り切れない現実は容赦なく突きつけられていくわけだから。


私はどうか･･･落ち込んだり考え込むことはなくなったかな。
それは「忘れた」とか「関心がなくなった」ということではなく、
「なるようにしかならない」し、「なるようにする」って腹が据わったからかな。

大きい地震がくれば相変わらずビビるし、地元の復興支援も折に触れて継続中。
力を入れて訴える！！というよりは、
現実をしっかり受け入れてできることを続ける路線に変わったのかも。

放射能が不安なら、福島を出るしかない。
がんを発病するなら、必要な治療をするしかない。

どんな人生を選ぶにしても、決めるのは自分･･･
放り出された環境の中で、最後は自分で決断して前に進むしかない。
福島で生きるってことはそういうことなんだと思う。

それならそれを受け入れて、楽しく生きていきたいよね♪
深刻になる時間も楽しい時間も、時間の長さは一緒だもんね♪


福島は福島にできる努力を続けながら頑張ってます。
安全を徹底的に追及して、目に見える形で前面に押し出すことで、
風評を乗り切ろうとしてます。

いわき見える化プロジェクト　見せます！いわき情報局　のサイト
http://misemasu-iwaki.jp/

お店で目にしてご存知の方も多いと思いますが、
全袋検査を通過した福島産の米にはこんなシールが貼ってあります。



あらゆる知恵を絞って努力を続ける福島を見てきているので、
「福島県出身です」と臆せず言うし、草の根の復興支援も続けていきたいです☆彡

その中で･･････次の日記に続く♪

コメント 1

はじめまして。突然のコメント。失礼しました。
by ヴィトン バッグ (2013-06-29 10:57)