なった人にしかわからない世界。

ちょっとしたことで、父と喧嘩に。
あぁ、自分でも大人気ない…
でも、親でも…いや、親だから納得できないこともある。

リウマチのことではなく、
最近の陰湿ないじめの話題で。
そうなんですよね…
そういう状況になった人にしかわからないことがあります。

「たかが」そんなことで…
それをやられてどれほど困るのか。
どれだけ辛いことなのか。
どんな思いでその状況に耐えているのか。

他人が見て思うほど楽じゃないんです、
いじめを耐えぬくということは。

「子供のいじめに気づかない親の方もどうなんだ？」
「お前は不登校にならなかったんだろ？
それならいいじゃないか。」

何がいいんだ？
あの状況のどこがいいんだ？
自分はどうなの？何をしてくれた？
娘が苦しんでいたことすら知らなかったくせに…

まるで他人事だった。
他人事でしかないのは事実ですが…

何事もなかったように生きているのは、
いじめに向き合ってくれた母と、
数少ない良い友人たちがいてくれたから。
そういう人たちがいなかったら、
不登校や自殺に走っていたのかもしれない。

家族が自殺でもしない限り、
きっと真剣になど考えないんだろう…
私が自殺していたら違っていたのか？
いや、たとえ死んだとしても、
「あいつは弱い人間だった」とため息をついて終わるんだろう。
それが口癖だ…

言ってもわからない…
それを悟ってしまっていたのが、
自分がどこかで冷めている理由なのかも。
そこだけは父に教えられた。
人生は人に頼らず自分の力で生きるもの。
感謝すべきことなんだろうか…